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白い紙 / サラム

表紙、中表紙共に綺麗で素敵な装丁の本です。

まず「白い紙」。イラン出身の女性が日本語で書いたこの物語は、なじみの無い単語が当然のようにストーリーの流れに浮かんでいます。そのせいでしょう、まるでファンタジーを読んでいるような感覚に陥り、それが悲しかったです。イスラム世界の政情や文化って理解できていない事があまりに多いと痛感させられます。
宗教、集団心理の強さ怖さも感じます。そして何より、「自分が描けるのはこの白い紙の半分だけだ」とつぶやく不自由な少年少女の想いが切なかったです。

「サラム」はもっと辛い・・・同系言語だからと通訳を頼まれ関わることになったアフガニスタン難民の少女。同じイスラム系民族といえども、国も違えば生まれ育った環境も違う。かといって自国にも存在する民族や信仰の違いによる争い。現在の生活は彼女とかけ離れたところにある自分、日本という中東諸国に対し無知な国にあって共感できる数少ない関係者でもある自分。傍観者になりきれない辛さが滲んできます。
本当にこの国は生温いのだなぁと痛感しました


 「白い紙 / サラム」 シリン・ネザマフィ


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