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さまよう刃

職場の相方さんが貸してくれた東野本です。
これまた復讐劇でした でも領と違って行動がストレートです。だからといって苦痛や苦悩が減るわけではありませんが…
一応法治国家であるこの国で、こういうストーリーが大団円を迎えることはあり得なく、暗く虚しく理不尽な終末は予測できてしまう訳で…

結局これも、最終的に笑ってるのはカイジだけです。ただ殺されるだけでは足りないから、死ぬ以上に苦しめられて欲しかったのに。
妥当な運命は誠。法的措置自体は大したことにはならないでしょうが、ずっとカイジからの報復を恐れてビクビク暮らしていけばイイ。
多少でも救いがあるは鮎村と和佳子かなぁ。たいした罪にはならずに、自分は行動を起こせたという達成感を僅かながらでも持てたのかな。それ以上の喪失感や悔恨も残ってはいくでしょうが。

そんな中、イヤ?な気持ちが残るのは久塚の行動です。彼は捜査の過程で長峰の想いにシンクロしてしまったんでしょうか。
感情移入し、長峰の復讐を肯定し、肯定するなら自分に出来ることをしてみようと考えた上でとった行動なのかな。でも結局その行動の基盤となっている感情は長峰の感情では無く、長峰に感情移入した久塚自身の感情でしかない。ましてやその行動は神の声的に高い場所から人を振り回すもので…長峰にシンクロするのは勝手だけれど、だったら自分が最後の行為まで行動を起こすべきだと思います。長峰を自分の感情にシンクロさせた、行動を起こさせるスイッチを入れたともいえる最後の電話は、ぜったい赦されることじゃ無いと思うんです。
久塚は立場上、和佳子からの事情聴取の内容も把握したはずです。その上で最後の最後があの言い種。問題をすり替えている、若しくは浅はかにも自分の行動の傲慢さに気付いてもいないのかしら。
これでは、著者はケーサツなんて偽善者の集まりなんだっていうことを書きたかったのかしら…なんて思ってしまいます



 「さまよう刃」東野圭吾

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